美容クリニックだけでなく、エステサロンにもある、ハイフHIFUとは一体どのような施術でしょうか?
HIFU(ハイフ)とは超音波です
High Intensity Focused Ultrasoundのそれぞれの頭文字をとって
HIFU(ハイフ)と読みます。
超音波です。
日本語に訳すと、高密度焦点式超音波と訳されます。
高(HIGH)
密度(INTENSITY)
焦点式(FOCUSED)
超音波(ULTRASOUND)
もともとは、前立腺癌や腎臓癌、膵臓癌の治療目的で使われてきた治療方法です。
ハイフHIFUのしくみは超音波を1点に集約し熱を発生させます
超音波を虫めがねで日光を集めるように、1点に集約し、熱を発生させます。
その熱を利用して、皮膚の組織を破壊していきます。
光と異なるので、皮膚表面で吸収されることはありません。
超音波を集約した部分のみに熱エネルギーを加えます。
ハイフHIFUの施術用途とは顔のたるみ治療です。
主に顔のたるみ治療に用いられます。
メスを使わないたるみ治療として、美容医療業界では非常にポピュラーな治療方法です。
たるみ治療(フェイスリフト手術)はSMAS筋膜を引き上げる事で、たるみを解消することが重要とされています。
表面の皮膚だけではたるみはなかなか取れないものです。
SMAS筋膜を引き上げる治療は、このハイフHIFUが使用されるまでは、オペでしか行う方法はありませんでした。
ハイフHIFUが世に出たことで、メスを使わない治療方法が確率されました。
それまでの、機器を使用したたるみ施術は真皮層までしかエネルギーが到達しないため、
より効果の出る美容医療機器がでるのを待ち望んでいました。
どのメーカーにもですが、ハイフHIFU機器には複数のカートリッジが存在しています。
ハイフHIFU機器ですが、医療、エステ問わず、さまざまな機器が日本国内で存在しています。
ハイフHIFUには1台の機器につき、カートリッジ(トランスデューサー)という消耗品が複数存在しています。
例えば、ウルセラの場合、全顔の施術だと3種類のカートリッジを使用します。
1.DS4-4.5
2.DS7-3.0
3.DS10-1.5
写真の様に、カートリッジ其々で、焦点位置が異なります。
DS4-4.5はSMAS筋膜 深さ4.5mm
DS7-3.0は真皮層 深さ3.0mm
DS10-1.5 は真皮上層~中間層 深さ1.5mm
照射部位により、これらのカートリッジを使い分けていきます。
※吉祥寺プライベートクリニックHPより
4.5mmのカートリッジは頬や顎下への照射。SMAS筋膜へのアプローチですね。
3.0mmのカートリッジは頬と顎下と、目の周りにも照射します
1.5mmのカートリッジは目元のような、皮膚の薄い部分や口回り、小じわの治療で用います。
ウルセラを例に、カートリッジの種類についてご紹介しましたが、大抵のメーカーのハイフHIFUのカートリッジは、同じ深さのカートリッジを取り揃えています。
ウルセラは料金だけを見ないこと。クリニックの方針も確認しましょう
エステとクリニックのHIFUの違いは?
ハイフHIFUの施術は、前述の通りSMAS筋膜を熱で収縮させます。
すなわち、医療行為です。
エステにもハイフHIFU機器がありますが、出力レベルが異なります。
エステでは医療行為はできませんので、どうしても出力は弱くなります。
また、国民生活センターでも注意喚起がされており、トラブルが発生しております。
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20170302_1.pdf
1.やけど
2.神経の一部損傷
3.契約上のトラブル
4.効果がなかった
国民生活センター報道発表資料より抜粋
クリニックでも、トラブルが起こらない、とは断言できません。
しかし、クリニックにはドクターが常駐しており、その道のプロが適切な対応を取ってくれるはずです。
ハイフHIFUの施術を受けられるのであれば、クリニックで受ける事をお勧めいたします。
施術の効果は3-6か月持続する、ダウンタイムは赤みがでるくらい
1回の施術時間は60分ぐらいです。
前後に、診断、カウンセリング、化粧落とし、マーキング(顔に線を引いて照射する部位を確認していきます。ウルセラはほぼ行います。)クリニックによっては麻酔も行います。
あと術後の化粧する時間です。
それらを考慮すると2時間ぐらいはかかると思います。
術後ですが、赤みが出る場合があります。しかし、翌日には消えていると思われます。
効果ですが、個人差はありますが、3-6か月ぐらい持続すると言われています。
施術単価は10万円~60万円まで様々です
施術単価は機器にや地域によりさまざまです。
たとえば、ウルセラの場合、10万円台から60万円代と同じハイフHIFU機器にも関わらず、
幅があります。
価格が安いから照射数が少ないとか、高い価格だから必ず効果がある、というわけではありません。
各クリニックの治療方針や戦略により、異なった価格が存在していると思います。
あらためて、価格については、こちらのブログでご紹介したいと思います。
ハイフHIFUは痛い?
個人差はありますが、痛いと感じる方が殆どだと思います。
クリニックによっては、麻酔を用意しているクリニックもあります。
痛みに耐えられない方は、施術を受けないか、他のたるみ治療器をおすすめします。
ハイフHIFUができる機器はどのような種類があるのでしょうか?
ここではクリニックに導入されているハイフHIFU機器をご紹介します。エステサロンのハイフHIFUは紹介しませんので、悪しからずご了承ください
おすすめは、ウルセラ・ダブロシリーズ・ウルトラフォーマー・ウルトラセルです。
ウルセラ
※エステにもウルセラが導入されている様ですが、おそらく別物です。紛らわしいですが。
ダブロシリーズ(ダブロ、ダブロS、ダブロゴールド)
※エステにもダブロ、というのが導入されていますが、シーラインと名称が変わっています。
ウルトラフォーマーウルトラフォーマーⅢ
ウルトラセル、ウルトラセルQプラス
ウルチェ
コントレックス
ベロハイフ
UTIMS
HIFU-HI-SONIC
ウルトラリフトダブル
スマスセラ
リフテラ
ウルトラスキン ウォンテック
ソノクイーン
スーパーハイフ
※東京美容医療クリニックの高院長とメーカが共同開発したハイフHIFU機器です
ハイフHIFUのまとめ
High Intensity Focused Ultrasound
高密度焦点式超音波によるたるみ治療
エステ、クリニック問わず、様々なハイフHIFU機器が存在します。
ハイフHIFUは医療行為のため、クリニックにて受けられることをお勧めします。
施術単価は10万円から60万円とハイフHIFU機器や地域、クリニックの方針や戦略により異なります。
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