
現在、コロナウィルスや、インフルエンザの影響で、マスクや除菌グッズが飛ぶように売れています。
そのうちの1つにクレベリンがあります。
クレベリンは空間を除菌するグッズでCM等で紹介されて、大ヒット販売中です。
クレベリンは、赤ちゃんのいる環境で使用しても良いのでしょうか?
結論からいうと、クレベリンは赤ちゃんのいる環境でお使いいただけます。
これについては、販売元の大幸薬品さんのサイトに記載されております。
なぜ、クレベリンが、赤ちゃんのいる空間で使用することを、心配や懸念してしまうのでしょうか?
それはクレベリンの成分や、効能効果をキチンと理解をしていないからです。
クレベリンの成分は二酸化塩素です。
効能はあくまでも、除菌と消臭になります。
クレベリンは医薬品ではありませんので、コロナウィルスやインフルエンザの予防はできません。
私は、クレベリンのヘビーユーザーです。昨年から使用しており、現在自宅にて4個使用しております。
使用している立場から、クレベリンの事についてご説明していきます。

クレベリンは、赤ちゃんがいる空間でも使えます
クレベリンは、赤ちゃんにも使える空間除菌剤です。
大幸薬品のHPに紹介されています
こちらについては、販売元の大幸薬品さんのクレベリンのサイト内に記載あります。
けれども、「赤ちゃんの様子を見てお使い下さい」との記載があります。
クレベリン置き型は、独自の特許技術(※3)により、有効成分(二酸化塩素ガス)を人が一生涯にわたって吸い続けても、健康への有害な影響がない濃度(0.01ppm)付近で維持。だから、赤ちゃんがいるところでもお使いいただけます。※まれに成分に過敏な方がいらっしゃいますので、使い始めは、赤ちゃんの様子を見てお使いください。 ※3特許 第5593423号
大幸薬品HPより
二酸化塩素ガスを吸ったとしても、健康に影響がない濃度しか吸わないように独自の技術で対応済みです。
クレベリンは、使い始めが特に、鼻にツンとくる臭いがします。
学校のプールで良く嗅ぐにおいです。
使っている方の中には、独特の臭いが苦手で気分が悪くなったりする、という方もおられる様ですね。
赤ちゃんは言葉がしゃべれなく、意思表示ができません。
なので、赤ちゃんがおられる方でクレベリンを使用される方は、はじめのうちは、赤ちゃんの様子を、観察しておかないといけませんね。
また、クレベリンに限ったことではありませんが、置く場所は考えた方が良いです。
誤飲・誤食には十分注意しないといけません。
赤ちゃんや子供がおられる方は特に、要注意です。
クレベリンの成分は、主に二酸化塩素です
二酸化塩素には、ウィルス除去、除菌、消臭、カビ抑制の働きがあります。
身近なものでいうと、水道水の殺菌に使われています。
クレベリンは、赤ちゃん・子供等からウィルスから守りきれません
しかし、クレベリンは、医薬品ではありませんので、過信は禁物です。
クレベリンは雑品です
われわれが目にしたり、手にしたりする日用品や化粧品、医薬品などは、厚生労働省が規制を行っています。
目的は、国民の健康と安全の為です。
医薬品→医薬部外品→化粧品→雑品と区分されており、規制が一番厳しいのが、医薬品になります。
一番緩いのが雑品です。
雑品というのは、肌へ塗布するような使い方ができません。
もし、肌へ塗布する使い方を行うのであれば、厚生労働省に販売を行うための届出を行わないといけません。
クレベリンは除菌と消臭効果をうたっています
雑品の扱いでの販売になるため、クレベリンを使うことで、こうなる、ああなる、という効能や効果は表現できません。
除菌というのは、菌を減らすという意味です。
除菌という表現については、公的に認められた言い回しではないため、程度や対象について明確な基準はありません。
もし、クレベリンを使って、コロナウィルスやインフルエンザ対策が可能である、と思っている方は買わない方が良いです。
しかし、成分としては、除菌や消臭効果をもたらす二酸化塩素を使用しているため、使っている立場からすると、一定の効果はあると思います。

今のところ家族は、インフルエンザにもかからず、健康です。また、クレベリンをクローゼットにも使用していますが、消臭効果を感じています。
人は3時間で、鼻を16回・唇を24回さわっている様です
ではどうすれば、ウィルス感染から、赤ちゃんや子供から守る事ができるのでしょうか?
コロナウィルスやインフルエンザなどのウィルス対策で一番有効なのは、「手洗い」と「マスクの着用」です。
一番の観戦原因は「飛沫感染」と「接触感染」の2つです。
飛沫感染とは
〇感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫とともに、ウィルスが放出され、周りの人がそのウィルスを口や鼻からの吸い込み感染
接触感染とは
〇感染者がくしゃみや咳を手で押さえ、その押さえた手で周りの物に触れて、ウィルスが付く。別の人がその物に触ることで、ウィルスが付着する。その手で口や鼻を触り、粘膜から感染する
飛沫感染は、くしゃみや咳によって感染する、というのが理解できます。
しかし、接触感染は、あまりピンと来ないのではないのでしょうか?
そんな頻繁に、口や鼻は触らないでしょう、と思われる方が殆どだと思います。
そんなことはない様で、人は無意識に自分の顔を触っているそうです。
下記の内容を公的機関にて見つけましたので引用しておきます。
数年前に米国の国立衛生研究所(NIH)が地下鉄の乗客249人を対象に行った調査によると、つり革や手すりなどを触る回数が1時間当たり平均3.3回、顔を触る回数が同じく3.6回という結果で、このことから、外出の際には病原体を手に付着させる機会が頻回にあり、またその手で顔を触ることで感染するリスクが高くなるということが明らかになりました。別の調査では、人は3時間で鼻を平均16回、唇を24回も触るという報告や、パソコン作業中の人は5分間に1~3回も顔を触るというデータもあり、私たちが無意識のうちにいかに頻回に自分の顔を触っているのかがわかります。実際、この原稿を打ち込んでいる私も、つい顔を触ってしまうことが先ほどから何回もありました。
京都産業保健総合支援センターより引用
ちなみに、マスクをする目的は、くしゃみや咳がまわりに飛ばない様にする為でなく、無意識に口や鼻に触れる事がある為、マスクによって直接顔に触れないようにし、感染から守る事も別の目的としてあります。
この内容からすると、
家庭でのウィルス対策として、
手を清潔にする事
手が触れる部分を清潔にすること
この2つを行う事で、ウィルス感染を防ぐ最善策である事が、判断できます。

では、手が触れる部分や、手を清潔にするにはどのようにすれば良いでしょうか?
クレベリン以外に赤ちゃんをウィルスから守る方法は4つです
とにかくこまめに掃除をしましょう
「できるときに・できるところだけ」を心がけて、掃除をするように心がけましょう。子供が小さいうちは、まとめて掃除をすることはとても大変です。すきま時間を有効に活用しましょう。
床にはものを置かないように心がけましょう
床には、意外とほこりがたまりやすいです。そんな床にモノを置いてしまうと、ほこりが付着しがちです。モノを床に置かない事で、掃除の際の動かす手間が短縮されます。
掃除用具は手に取りやすい場所に置いてください
手に取りやすい場所に置いておくと、サッと掃除ができます。隙間時間の活用にもなります。
掃除には除菌効果のあるものを使いましょう
除菌をすることで、雑菌の繁殖を押さえることが出来ます。除菌効果のあるクロスやスプレーを使って拭くことで、病気の予防につながります。布巾や雑巾で水ぶきするより、清潔な環境を作ることができます。
クレベリン以外の、赤ちゃん・子供等に優しい除菌グッズを紹介します
手軽で簡単にできる除菌グッズを紹介します。
まずは富士フィルムの除菌グッズです。少し高いです。
しかし、病院の院内感染予防や介護の現場向けに開発された商品ですので、信頼できます。
富士フイルム HydroAg+ 持続除菌クロス(100枚)2個と専用ボトル1個セット(空ボトル)
どこでもサっと拭けて便利なシートタイプ。アルコール除菌に銀イオンの持続性をプラス。
持続除菌が可能となる環境清拭用シート(クロス)。病院の院内感染予防や
介護の現場向けに開発された商品です。
富士フイルム HydroAg+ 持続除菌クロス40枚入り 3個セット
富士フイルム HydroAg+ 持続除菌アルコール60% 200ml スプレー2本セット
持続除菌が可能となる環境清拭用スプレー。病院の院内感染予防や
介護の現場向けに開発された商品です
富士フィルムの公式動画をご覧ください

ここからは富士フィルム以外の除菌グッズです。
エリエール ウエットティッシュ 除菌 ノンアルコール
100%食品用原料の除菌成分を利用した除菌シートです。
赤ちゃん・子どもの安全を守る 除菌 消臭 スプレー 「 シュッパ SHUPPA (ベビー用) 」320ml
原料は水。化学物質を使わず、水本来の力で汚れを落とす商品の赤ちゃん用バージョンです。水が持つ本来の浄化の力で汚れを落とすシュッパは、合成界面活性剤を含まないため二度拭き不要です。強アルカリ性のため直接の飲用には適しませんが、日本食品分析センターの検査により食品などへの使用についても問題ないと証明されています。
おもいやりシリーズ 大豆でできた除菌・消臭スプレー
大豆でできた除菌スプレーなので、赤ちゃんのおもちゃにも安心して使用できます。
成分は、大豆脂肪酸(ナノソイコロイド)。合成化学物質などの薬品は不使用です。
おもちゃを消毒するほか、抗カビの効果もあり!
Milton CP チャイルドプルーフ 60錠
赤ちゃん用品の殺菌・消毒といえば、お馴染みのミルトン(Milton)。
ここで紹介するミルトンは、持ち運びや保管が簡単な錠剤タイプ。水2リットルに対し1錠を溶かすだけのお手軽タイプです。
漬けておくだけ、水ですすがなくてもすぐに使えるのもママ達の間で好評!
以上赤ちゃんや子供にやさしい、除菌グッズの紹介でした。
まとめです

- クレベリンは赤ちゃんのいる空間でも使用は出来ますが、あくまでも空間除菌です。
- クレベリンは医薬品ではありません。コロナやインフルエンザウィルスの予防には効果はありません。
- コロナやインフルエンザなどの感染予防には、飛沫感染や接触感染を防ぐ必要があり、そのためには、手洗いやうがいも必要ですが、手を清潔にしておくのと、手が触れる部分を清潔にしておく必要があります。
- そのためには、こまめに、掃除をすることと、除菌グッズを使うことで、予防ができます。
以上クレベリンは赤ちゃんがいる空間でも使える工夫がされている件でした。
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